両脚、使えてる? それぞれの役割とは。

カヤックは腕が疲れるでしょ、とよく言われます。

ぜんぜん!

それよりもお尻や脚が疲れます。
だって、下半身でボートを動かしていますから!

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カヤックは上半身が見えているので、どうしても上半身の動きに注目してしまいます。
でも、6~7割は下半身で動かしています。

下半身を使ってボートを動かすためには、水のキャッチがしっかりできているのが大前提。
ブレードで支点を作れないと、ふんばりが効かないのです。
パドルが杭のように水に刺さってとどまるから、脚でボートを動かせます。

意識としては、
 パドルを前から後ろへと動かす
のではなく、

 ボートそのものを、ボートの内側から進める
といった感覚。

脚が使えると、軽くラクに動かせます。
しかも、コントロールもすごくよくなります。

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中Aクラスの予定でしたが、水位が高かったため白丸での講習に変更。

ある程度ボートに慣れてきたところで静水練習をすると、新たな発見があります。
パドリングがしっかりすると、流れに出たときにも余裕が生まれます。

水のキャッチを練習したあと(実は、85%しか水をつかめていなかった!)に、脚で動かす練習。

漕ぐ側の脚は、初動の勢いをつくる脚。
漕ぐ側とは反対の脚は、ボートをコントロールする脚です。

前へ進めるときも、ボートを回転させるときにも、両脚を使えるようになると動きが力強くなりますね。

次は水位が安定しているといいなぁ。
お疲れさまでした!

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中級レベルでの静水練習は、パドリングテクニックの底上げができます。
上達の壁を感じたら、やってみてください!

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