体幹の力をパドルへ伝えられるように持つと、体全体を使って漕ぐことができます。
パドルの持ち方のポイントは、3つ。
① 持ち幅
② 右手固定
③ 下から支え持つ
① 持ち幅
頭の上にパドルを載せて、肘が直角になるように持ち幅を広げます。
右左同じ長さになるように、調整します。
右左同じ長さになるように、調整します。
肩幅よりも広く持つので、「広いな」という感じがしますが、この持ち幅が体幹の力を伝えやすくします。
体幹の力をパドルへ伝えるには、身体の正面にパドルの真ん中があるとき。
身体の中心から握りこぶしがはみ出たときには、体幹の力が伝わっていません。
パドルの中心が身体の正面にあると、お腹の力を腕から伝えられます。
パドルの中心が身体から外れると、押すのも、引くのも力が入りません。
持ち幅を広くすることで、身体の正面から外れにくい状態となります。
持ち幅が狭いと、パドルが身体の横に外れていて、この間は腕だけでパドルを操作していることになります。
身体の中心から握りこぶしがはみ出たときには、体幹の力が伝わっていません。
パドルの中心が身体から外れると、押すのも、引くのも力が入りません。
持ち幅を広くすることで、身体の正面から外れにくい状態となります。
持ち幅が狭いと、パドルが身体の横に外れていて、この間は腕だけでパドルを操作していることになります。
もちろん、捻りに合わせてパドルを身体のセンターに保てるひともいます。
フォームを確認してみて、身体の正面から外れているひとは、持ち幅を広くしてみると力強く漕げるようになるかもしれません。
② 右手固定
カヤックのブレードは、左右とも右手でコントロールします。
なので、右手がズレてしまうとコントロールしづらいです。
両腕を前への伸ばしたときに、右ブレードのオモテ面がまっすぐ自分に向いてる角度に持ちます。
これが基本の向き。
たいていのパドルはフェザー角(左右のねじれ)がついているので、両手をしっかり握ってしまうと、脇が開いて(肩が上がって)体幹の力を伝えづらくなります。
右手でブレードの向きを作って、左手はその動きをじゃましないように滑らせると肩が上がりにくくなります。
手首から先だけでコントロールしようとすると、手首を痛めやすいです。
右手全体(右鎖骨の中心から手先まで)を使うように意識するといいです。
右手全体(右鎖骨の中心から手先まで)を使うように意識するといいです。
③ 下から支えるように
重量挙げの選手がバーベルを下から支えるように、パドルも下から支えるようなイメージで持つと、体幹の力を使いやすいです。
下から支え持つようにすると、上体を旋回させた時にパドルの真ん中が身体の正面から外れにくくなります。
上からパドルを持つと、脇が開いて腕だけでパドルを動かしてしまいます。
そのときに、パドルが身体の正面から大きく外れやすいです。
ボートに親指がゴツゴツ当たるひとは、上から持ってしまってる可能性が大きいです。
持ち方を再確認してみるといいでしょう。
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グラビティの初心者体験では、一番最初に伝えている内容です。
基本中の基本なのですが、案外できていないひとを見かけます。
腕で漕いでしまうひとは、パドルの持ち方をまずは疑ってみるといいです。
持ち幅が狭い、フェザリングできていない、上から持っている。
持ち幅が狭い、フェザリングできていない、上から持っている。
キャッチ、ミドル、フィニッシュのどこかでこうなっていたら、その時間は体幹の力が伝わらず、ボートが動いていない可能性が高いです。
体幹の力が伝わらない漕ぎ方は、腱鞘炎などの怪我や故障の原因にもなります。
早めに気づくことが大事かも!
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