カヤックが上達するトレーニング

自分でボートを買って練習しているのだけれど、ちゃんと習いたい!と、Iさん。
我流で練習を続けるよりも、身体の使い方や意識のしかたがわかった上で練習を重ねが方が、効果が高いですもんね。

フリースタイルをやるにも、ダウンリバーをするにも大事なのが、ボートの乗り方。
特に姿勢は、重心のコントロールをするにも、身体の動きやすさにも影響するので、とても大事です。

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講習が終わったあとに、Iさんから質問がありました。
「カヤックが上達する筋トレを教えてください」

カヤックが上達するには、筋トレよりも、実は柔軟性や日頃の姿勢が大事。

① 普段の座る姿勢を変える
イスに座るときに骨盤を立てること。
実はこれが、カヤック上達の早道。

特に男性は猫背の人が多いです。
なので、骨盤を立てて座ろうとしてもすぐに疲れてしまいます。

というのも、骨盤を立てる筋力がないからなのです。

意識しやすいのはオモテ側の筋肉。
特に背筋が最初は疲れてしまうと思います。

しばらく骨盤を立てる姿勢を続けていくと、腹筋や臀筋、大腰筋など、他の筋肉も使えてくるので、ラクにできるようになってきます。
それがカヤックが上達する筋肉です。
日頃から姿勢を作ることで、結果、筋トレになるんですね。

はじめはとにかく意識すること。
腰が落ちてると気づいたら、姿勢を直す。
気づいたら、姿勢を直す。
・・というかんじです。

② ストレッチする
筋トレよりも柔軟性。
特に骨盤を起こせないひとは、太ももの裏側が硬いです。
ここの伸びがよくなると、骨盤を起こしやすくなります。

というのも、太ももの裏側が硬いと、骨盤を後方へひっぱることになるので、骨盤を起こす筋力と戦うことになるから。
腿ウラのひっぱろうとするチカラのぶんだけ、余分に前へと筋力が必要になります。

おすすめのストレッチは、骨ストレッチの下半身バージョン。
グラビティの準備体操でおなじみのゆるめ方です。

骨ストレッチの本がいろいろと出ていますが、おすすめはこちら。
一番はじめに出版された骨ストレッチの本ですが、シンプルでわかりやすいです。

モモのウラを伸ばすのも、この方法がおすすめ!

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初級クラス


講習は、体軸体幹を使ったパドリングのポイントを中心にやりました。
ひとりで練習するときの注意点なども。

次は流れ入門クラスロール講習でお待ちしています!

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グラビティでは、自主練のコツなど、自分のボートで練習したい方向けにも講習をしています。
我流のクセがついてしまうと、直すのに同じだけ時間がかかります。
クセがつかないうちに、早めにどうぞ。

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練習方法については、こちらの投稿も読んでみてください。
練習方法