パドルから感じる、ボートから感じる

講習に参加する方は、いろんなタイプの方がいます。
講習は、タイプにあわせて内容を考えています。

理論から入る「シンカー(thinker)」。
失敗から学ぶ「ドゥワー(doer)」。
見て真似するのが上手な「ウオッチャー(watcher)」。

今回参加のKさんは、感じるチカラのある「フィーラー(feeler)」。
フィーラーは、感覚でわかるタイプです。
いい感覚と、できていない感覚。

ちなみにフィーラーを教えるときには、いい感覚(できてるとき)のときに、すぐにフィードバックをしてあげるといいです。
また、自分の感覚と向き合って違いを感じてもらえるように、黙って漕ぐ時間をじっくりかけるといいです。

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パドリングは、ブレードから感じる手応えの違い。
キャッチのできているときと、できていないときの違いがわかると、ぐんぐん進むようになりました。

次に、ボートにあたる水の動きを感じます。
ボートのどこに水があたっているか。

例えば、フォワードストロークでまっすぐ進むようにスターンまであてる。
リーンしてボトムの真ん中にあてる。
‥などなど。

そしていよいよ流れに出て、動いている水の動きに合わせます。
水の上をボートが滑るようにコントロールするかんじ。
ムリヤリ「リーンしよう」とすると、自分勝手なリーンになってしまいがち。
あくまでも「合わせる」ようにするといいみたい。

ボートの動きが軽くスムーズになって、川下りがなめらかになりました。

後半は、川下り。

水のキャッチと、ボートを滑らせる感覚を意識しながら下りました。
怖さがなくなって、楽しくなってきたそうです!

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ボートのコントロール、もっともっと快適に。
中Bクラスでは、より安定したボートの動きを練習します。
コツがわかると、ダウンリバーが楽しくなります!

教え方のヒントは、こちらの記事にも書いています。
参考にしてみてください。

新しい時代に、新しいこと。
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