[パドリング]バックストロークの効用

 バックストロークは、いろんなことを気づかせてくれる。

例えば、水のキャッチ。
前へ進むときにはついつい目でブレードをチラ見してしまいがち。
水のキャッチを手の感触ではなくて、目で確認したくなる。


バックストロークだと、キャッチの瞬間が目視できない。
だから、手の感覚に頼るしかない。

バックストロークで、ワンパドル、ワンパドルに重さを感じるように。

意識してみると、左右に重さの違いがあるのがわかったりする。
たいていのひとは、右のキャッチが軽くなってしまうようだ。

軽く感じるとしたら、水のキャッチが甘い証拠。
ブレードの角度を変えてみたり、刺し方を違えてみたりと、あれこれやってみると、重さを作れるようになってくる。

その重さがわかると、前へ進むとき(フォワードストローク)でも同じ重さ、それ以上の重さを作りだせるようになる。

手の感触で重さがわかるので、ちゃんとキャッチできているかどうかをバックストロークのあとだと判断できるようになっているのだ。

バックストロークでそんな練習もしてみるといいよ。

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