[ロール]CtoCからスイープロールに変えるには

 ロールの上がり方はいろいろとあります。
中でも、リバーカヤックで最強なのは、スイープロール。

理由は、
 最初の動作からボートを起こしはじめられるので、ボートの復元力も利用できる
 身体のひねりを使うので、他のストロークと同じ感覚でできる
 長く浮力を作り続けられるので、疲れても上がりやすい
などなど、メリットがたくさん。

なので、最近のリバーカヤックのスクールでは、CtoCのロールを教えない傾向にあります。
一度CtoCで覚えてしまうと、あとから苦労してしまうので、川をやりたいひとは初めからスイープロールを覚えたほうがいいです!

CtoCとスイープロールの一番の違いは、セット。
スイープロールをモノにするには、セットを型で覚えるといいです。

おへそは9時の方向へ向ける
上体を、斜め前方10時の方向へ、水面近くに乗り出す。
パドルの重さをお腹で感じる持ち方を保つ。(左手の位置)

ちなみにCtoCは、
おへそは12時方向
上体はバウ側へ倒す
パドルは身体から離れて、水面へ出す
といった違いがあります。

まずはスイープストロークのおさらい。
体幹を動かしかた、パドルと胴体との位置関係、パドルの持ち方を確認します。
スイープストロークができるようになったら、水際へ。

水際では、身体を回しながらボートを起こす動きを覚えます。
CtoCとの大きな違いは、動かしはじめの時点でボートを起こすか、起こさないか、です。

身体のひねりとボートの返しの連動がわかったら、水の中へ。
回しながらボートを起こす動きを、浮かんだ状態でやってみます。

***

失敗する原因はだいたい5つ。

① セットの乗り出しが足りない(状態をバウ方向へ倒している)
② 左手とパドルの位置関係(おなかの力が伝わる関係になっていない)
③ 腰が返っていない
④ 最初にブレードを動かす方向が、水中に向っている
⑤ 旋回の動きが途中で止まっている

①②は、セットの形を型で覚えてしまうと早道です。
③は、水際でお尻や脇腹の動きで覚えるといいです。
④は、イメトレが効きます。
⑤は、スイープストロークで動きを確認するといいです。

***

流れ4クラスを開催。


ロール練習のほか、瀬を下る際のスカウティングのやりかた、ラインをイメージして重心を動かす、などをやりました。

カヤックを趣味にしよう。

経験者向けのクラスを毎日開催。
体力に合わせてゆっくり上達していきましょう。
平日はおひとりでもクラスを開催しています。