[ロール] 確率を上げる、てっとりばやい方法

 ロールの確率を上げたい。
ロールが不安定なのは、流れに出ても不安になります。

確実に上がるには、ロールのキモがわかるといいです。

ロールの動作で大事なのが、
 腕と体幹がばらけない
 旋回する動き
のふたつです。

観点が違うだけで、言ってることは一緒かも?しれませんが。

つまり上がらないのは、
 腕とパドルがばらばらに動いてる
 腰が回っていない
ということですね。

腕でパドリングしているひとは、けっこう苦労します。

てっとりばやくロールの確率を上げるには、
フォワードストロークとスイープストロークのフォームを変えること。
一見遠回りに見えて、実は一番の近道です。

体幹を使って「ボートを動かす」意識を持って漕げると、ロールも上がりやすくなります。
体幹を使ってパドリングするには、パドルと身体の位置関係がとても重要。

お腹の力がパドルに伝わる感覚があると、いいです。
その位置を確認するには、重い棒状のものを持ってみるとわかりやすい。

お腹にズシリと重さを感じられれば、ラクにずっと持っていられます。
腕や肩が疲れてくるとしたら、それはお腹に伝わっていない証拠。
肘や肩(特に肩が上がっていると、長く持ち続けられません)の位置をあれこれ変えて、痛くならない場所を探すといいです。

こうやって持った時の軸手の位置を覚えておくといいです。
右ブレードを使うなら、左の握りこぶしの位置です。

この手が大きく体から離れてしまうと、ロールは上がりません。
なぜなら、腰が回転せずにパドルだけが大きく動いているだけだから、ボートが返らないのです。
上がりにくい方は、自分のフォームを確認してみるといいですよ。

そして、ロールの時に動いちゃうひとは、パドリングの際にも軸手が大きく動いているはず。
パドリングのフォームを直すと、おのずとロールも安定してきます。

試してみてください!

* * *

ロール講習をしました。



前半は陸上でセットを確認。
このときに、軸手の位置がぶれない形も覚えます。

そのあと、水の上へ。

まずはパドリングのフォームから。
体幹を使って胴体と一体に動かしながら、パドリング。
体幹を使う感覚がわかると、ボートも起こしやすくなります。

後半は水の上に浮かんで、ロールの動きを身体の感覚として繰り返し動いて覚えます。
目標は「いいイメージを刻み込む」こと。

最後は、ひとりで浮かんでロール。
動画を撮って、終了。
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暑いうちにロールの練習をしましょう!
7/18(月・祝)、7/31(日)に予定しています。
(空き状況のカレンダーはこちら)

https://gravity-jp.com/