「正確さ」を求めると、苦しい。

 グラビティで使っているボートは、本格的なリバーカヤックです。
岩や障害物をすばやくすり抜けて下れるように、とても回転性の高いタイプです。
なので、まっすぐに進むようにはデザインされていません。
(まっすぐに進みすぎると、逆に曲がりづらくて大変です)

問:まっすぐに進まないボートを、どうやったら行きたいところへ進めていけるでしょうか?

答えは、
「曲がりながら進む」
です。

まっすぐ”正確に”直線で動かそうとすると、とても苦しいです。
幅10センチメートルの柱の上を、歩いたり、自転車に乗って進むのが難しいのと一緒です。
ちょっとでもはみ出ると、ダメの判定をしてしまうから。
ガチガチになるので、よけいにはみ出やすくなります。

ある程度の振り幅の中で、進む意識をもつといいです。
そのほうが、気持ちもラクになるので、スムーズに進んでいきやすい。
左右に振れるのを楽しむくらいの心もちで乗るといいです。

女性の方がラクに漕げるひとが多いように思います。
男性、特に40〜50代の男性は、なぜか「正確さ」を求めてしまっている気がする。

なんでだろう?

なんでもコントロールしないと気がすまないとか?
ものごとのとらえ方、考え方のクセが、奥に潜んでいる気がするのです。

***

初級クラスを開催。


梅雨時の平日は、プライベート感たっぷり。
しっとりした緑の中を漕ぎました。

***

カヤックを趣味にしよう。

経験者向けのクラスを毎日開催。
体力に合わせてゆっくり上達していきましょう。
平日はおひとりでもクラスを開催しています。