あなたがうまくスピンできない理由①で、角度と場所のコントロールが必要・・と書きました。
今回は、角度のコントロールについてです。
下流から上流を見て、流れの上流を12時、下流を6時とします。
例えば右回りのスピンをするときに、何時にバウやスターンを向けたら成功しやすいか、イメージできますか?
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うまくいってるときは、バウは1時に向いているはずです。
食われたり、立たされるときは、12時や11時になっています。
2時や3時になると、スポットから下流へと勢いづいてしまいます。
バウを12時から6時へと動かすときには、あまり考えなくても無意識に1時を作っています。
何度かやっているうちに、経験的に身体が覚えているからでしょう。
問題は、スターンを上流へと向ける半周です。
スターンを下流から上流へ回転させるときに、右回りのときはバウと同様に1時まで動かす必要があります。
うまく回れないときは、バウが1時から動かし始めて5時で回転が終わってるとき。
スターンは11時を指し示しているので、そこで回転を止めてしまうとボートは右岸方向へ動かされやすく、波の斜面にボートが刺さり、デッキに水が載ってしまいます。
つまり、スターンは7時(=バウが1時)から始まって、1時の方向まで向けるのがコツです。
スムーズに1時まで回転するには、
① リーンのコントロール
② 場所のコントロール
がポイント。
ボートがするりと回らないのは、
① リーンのかけすぎ =ボートが走ってしまって出されやすい
② ホールのボトムで回そうとしている =谷間はボートのどこかがひっかかります
からなんです。
スルリと回るポイントについては、③へ。
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ときどきフリースタイルの基本ぽいことも講習しています。
流れ5クラスでリクエストがあれば、やります(平日限定)。
春は何かを始めたくなる季節。
カヤックを趣味にしよう。