すごくはまっていたのに、仕事が忙しいとか、引っ越したとか、子どもができたとかで、しばらくカヤックから離れるときがある。
しばらくぶりに漕いでみると・・あれ?あれ?ってなることが多い。
昔はふつうにできていたことが、今はできない。
それってなんでなんでしょうね?
わたしはふたつ、原因があると思ってます。
ひとつは、身体が動かなくなったから。
ふたつめは、センサーが鈍って反応が遅くなったから。
① 身体が動かなくなったから
しばらく運動をしていないと、身体が動く範囲が小さくなります。
なぜなら体幹が弱くなっていて、体軸がうしろに倒れやすくなっているからです。
体軸がうしろに倒れたときに、重心が外れたり、旋回の動作ができなかったりします。
特に旋回動作が小さくなると、パドリングのストローク(ひと漕ぎの長さ)も短くなって、ボートが前へ進まない、回されたときに修正がきかない・・となりやすいです。
ロールが上がりにくくなるのも、これが原因。
身体の動きが小さくなっているので、腰が回る範囲が小さくなる。
以前の軽く上がった記憶だけに頼って上がろうとすると、腰がぜんぜん返っていかない。
特に、セットの乗り出しが小さくなりやすいです。
「大げさかな?」くらいの大きな動作で、セットを丁寧にしていくと、ロールの感覚を取り戻しやすいです。
② センサーが鈍って反応が遅くなったから
反応の速さは、カヤックに乗っていないと鈍ります。
水の動きの変化を感じたら、お尻でボートの水圧を受ける部分を変える。
バウが振られかかったときにパドルを入れて修正する。
・・こんなことがほんのちょっとだけ、遅くなってます。
感覚を取り戻すには、スカーリングを丁寧にやってブレードから感じる水圧のセンサーを磨きなおす。
また、フェリーグライドやサーフィンなど、流れにたくさん出ていくのが一番ですね。
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流れ4クラスを開催しました。
久しぶりのカヤックだったので、前半は基本のおさらい、後半は沢井から軍畑までのダウンリバーをしました。
早めに取り戻したいなら、日ごろから体幹を意識する、漕ぐときには大きな動作を心がけるなどをするといいみたい。
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● ロール講習再開します