「重心は、4つの骨で支える。」
と聞いて、どの骨をイメージしますか?
カヤックに乗ってはいるけれど、実際にカラダを支えているのは自分の骨。
そこがイメージできると、どんな姿勢が安定するのかがわかりやすいです。
左右二つずつあるので、支える骨は2か所×2。
前のふたつは、かかと。
うしろのふたつは、座骨です。
四本脚の椅子を思い浮かべてください。
重心が四本脚の内側に収まっていると、安定しますね?
そこから重心がはみ出してしまうと、とたんにバランスをとりにくくなります。
カヤックに乗っていても、一緒。
四つの骨から重心がはみ出すと、不安定になります。
なので、重心は、座骨より前なのです。
男のひとは重心を、「タマの上」に載せる感覚です。
座骨の上、もしくは座骨よりもうしろにならないようにしたいです。
座骨よりも後ろに重心が乗ってる状態は、うしろの二本脚だけで椅子に座っているようなもの。
転びやすくなるだけでなく、常にバランスをとり続けないといけないので、疲れます。
重心を座骨よりも前へ乗せるためには、両脚を内旋させて、脚の付け根(鼠径部)を折りたたむようにするとやりやすいです。
そうすると、骨盤も立てやすいです。
胸は開くようにしましょう。
頭や胸を前に出して重心を前に出そうとしないこと。
背中を丸くすると、体軸が立ちあがらないのでパドリングしづらく、腰も後傾してお尻を動かしづらくなります。
身体が硬いと、この姿勢をとり続けにくい。
重心がうしろへ行きがちのひとは、太ももの裏側(ハムストリング)のストレッチをするといいです。
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