岩をよけるには。その1

川下りの初心者は、 岩が苦手ってひとが多い。

川では、岩があってこそ流れの変化が生まれます。
楽しさを作り出してくれるものなのですー。

岩にぶつかりたくない。
だったら、よければいい。



ということで、よける手順を解説します。

① 早めに発見
② 早めに決断
③ ボートを動かす
④ 流れを乗り換える
⑤ ボートはまっすぐ
⑥ 傾けは岩側に

① 早めに発見
早めに岩の存在がわかると、余裕をもってよけるルートを考えやすいです。
早めに発見するには、瀬の出口を見るといいです。
自分が行きたいルート上のどこに岩があるのかを把握しやすいです。

② 早めに決断
右によけるか、左によけるか。
なので、どちらでもいいので決めること。
とにかく決めるのが大事。
迷うほど、岩へ向かってしまいます。

ほとんどの場合、広いほうを選ぶといい。

③ ボートを動かす
岩へ向かっている!って思うとバンザイしちゃうひとがいます。
岩へ向かっているのは、岩へ向かっている流れに乗っているから。
早めにその流れから出ちゃいましょう。
そのためには、決断して動くこと。

④ 行きたい先を見る
岩へ向かっていない流れに乗れれば、岩へは向かいません。
当たり前のことですね。
乗っていきたい流れを見るといいです。
岩へ行っちゃうのは、岩を凝視してるから。

⑤ ボートはまっすぐに
岩へ近寄っても変にボートを横向きにしないこと。
できるだけ流れにまっすぐに向けると、案外ぶつからずにスルリと下れちゃいます。
泰然としたふるまいが大事!

⑥ 岩側を下げる傾けに
万一横向きになって近寄ってしまったら、下流側を下げるといいです。
岩へ近づいたときに岩から逃げるような体勢をとってしまうとデッキ側に水圧を受ける形になるので、逆に悪い状況になります。
よくて沈、悪くてはりつき。
ボートのボトム側に流れを受けるようにします。
ギリギリのタイミングで傾けようとすると、とっさの判断で上流側を下げちゃうひとが多いです。
岩へ近寄ってるかも・・?くらいのタイミングで傾けを作ると、余裕がまだあるので判断を間違えないです。
とにかく、ぎりぎりで何かをしようとしないこと。

というわけで、
早めに発見、早めに決断、早めに準備・・ってかんじでしょうか。

番外編 万一岩に引っかかってしまったら
⑦ とにかく動かす
岩にひっかかってすぐなら、外れやすいです。
ボートが引っかかるのは、ボートにあたる水圧が前後でつりあってるから。
バックを漕いだり、ゆすったり、とにかくそのバランスを崩すといいです。

実は、岩に近寄っても、ぶつかっても、それほど大したことにはならないです。
必要以上に怖がるので、頭が真っ白になって判断できなくなるのかな。

ちなみにベテランになると、岩が好きになります。
岩のない川がもの足りなくなります。
岩にボートをぶつけて回してもらったり、岩を乗り越えてジャンプしたり。
早くそんな日が来るといいですね。

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はじめての川下り。
陸からスカウティング(下見)するのと、実際にボートに浮かんで下るのと、はじめはなかなか一致しません。
一旦流れに乗ると、速い、速い。

それに慣れると、瞬時の判断ができるようになってきます。
場数も大事ー!

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