あえてダメなことをやってみる。

スクールでは基本的に「うまくできるコツ」について説明をします。
リバーカヤックは道具を使うスポーツなので、道具を適正に使えたほうが、操作しやすいからです。

例えば、ボートの傾け(=リーン)。
流れの中では、水圧をボトム側に受けるようにボートを傾けます。

 なんのために・・?
 それができないと、どうなるわけ?

そこがわかっていないと、ボートを傾ける必要を感じません。

グラビティの講習では、ときに、あえてダメだとされていることをやってみます。
リーンの練習の場合、流れを渡りながらわざと上流側を下げてみます。
ボートのエッジやデッキに水圧を受けるように。

エッジやデッキに水が当たる感覚を体験してもらうのです。

やってみると、
 不安定に感じる
 ボートが重く感じる
 進まない
などなど、ボートがスムーズに進まない(動かない)かんじがわかります。

そのあとに、ボトムに水圧を受けるリーンで流れを渡ってみます。
そうすると、軽く感じたり、安定感があったり、スルスルと滑るように感じたりします。

水圧を受ける場所の違いでボートの動きがどう変わるのか、違いがわかることがとても大事なのです。

うまくいくコツだけを覚えるよりも、ダメな動きとの違いがわかっていたほうが、流れに出たときに直感的に対処できるようになります。

わざとダメなことをやってみる。
これはリーンに限らず、いろんな練習でもおすすめです。
ただし、安全安心なところで。

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流れ2クラスを開催。
なんと珍しく、4名の参加者!
しかも女子率75%!(私も入れると、80%!)


流れ2クラスでは、リーンの練習をしました。
もちろん、わざと上流側のエッジを下げてフェリーグライドをしましたよ。
流れが弱かったり、ボートの容量が大きかったりすると、ちょっとわかりづらいかも?

流れで適正なリーンができると、スルスルと滑るように動かせます。
水の力も受取りつつボートが進むので、流されなくなります。
流れを使ったカヤックは、その感覚が楽しいのです。

次回は流れ3クラスでお待ちしています!

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カヤックを趣味にしよう。グラビティのリバーカヤックスクール
まったく初めての方でも、道具がなくても、はじめられます。

講習は、動画を使ったオンラインのレクチャーなど、よりわかりやすい講習を工夫しています。

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