パドリング力をアップしよう/座り方

安定よくカヤックに乗るには、座り方がとても大事。
体重が坐骨に落ちて、シートを真下に踏み込めるとキビキビとボートを動かしやすくなります。

カヤックでバランスをとるのは、お尻です。
厳密にいうと坐骨。

http://www.purple.dti.ne.jp/nami735/prologue.htmlより

坐骨が動きやすいのは、骨盤が立った状態。

試してみると感じられると思いますが、後ろにもたれかかったり、背中が丸くなっていたりすると、骨盤が後ろに倒れてしまうので坐骨が動きません。

坐骨が動きやすければ、バランスを崩したときに立て直ししやすく、ひっくり返りにくいです。
乗っていて不安定さを感じるときには、知らず知らずのうちに骨盤が後ろに倒れて座骨が動きにくくなっています。
姿勢を確認してみるといいです。

流れているところでは、ボートの側面に流れをあてていきます。
その際には、左右の坐骨を下へ押し下げるようにして、傾けを作ります。
座骨が立ったかたちで座れていないと、安定した傾けを作り続けにくいです。

安定して方向けできない人の座り方の特徴は、後傾。
座骨でボートの傾けを作れないので、膝を持ち上げてしまっています。
この態勢は重心がボートの上から外れやすくなるので、ひっくり返りやすいです。

左右の坐骨を結んだ上に重心を載せられると、両腕や脚が自由になって動かしやすくなります。
下半身を使えると、疲れにくく、力強いパドリングもしやすくなります。

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姿勢の確認は、写真を横から撮ってみるのがおすすめ。
自分がイメージしている以上に身体が後ろに倒れていたりします。
客観的に見てみるのが、いちばんの早道です。

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