できてることにフォーカスしよう

カヤックは道具を使う遊びなので、道具を使い慣れるまではなかなか思うように動かなかったりする。

パドルはブレードで水をキャッチしなければいけないし、ボートは重心の位置をコントロールしつつ水が当たる場所を微調整しなくてはならない。

はじめはできないことだらけです。
特に「まっすぐに進む」のは、かなり高い目標です。
というか、慣れてきても、何年も漕いでいてもできてないひとがいっぱいいます。

できないことを考えるよりも、できていることを楽しんだ方がいい。
楽しく漕いで回数を重ねるうちに、できなかったことがだんだんとできてくる。

教える側も、できている点をたくさん見つけて伝えてあげたい。
誰でも、ひとつやふたつはできてる部分があるので。

うまくいった感覚を、できるだけ続けられたり、割合を多くしていけばいいだけなんです。
できていない部分は、ただの空白みたいなものなので。

その空白を埋めていくのが楽しかったりするのです。

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初心者体験クラスを開催しました。


参加のIさんは、「行き先を見る」ことがよくできていました。


今日のNHKの番組「目神サマは知っている」でやっていましたが、遠くを見るのはすごく大事らしいです。
遠くを見ることで、その周辺の情報も入ってくる。
逆に近くを見ると目先の情報処理に忙しくなってしまって、肝心の全体の判断ができなくなる。
それから、目玉があちこちに動いてしまうと、肝心な部分の情報が見えなくなってしまう(「サッカード抑制」というらしいです)。

あとはブレードで水をつかめるようになると、ボートをコントロールしやすくなります。
これはパドルを持つ手から感じ取ること。
緊張が取れると、わかりやすいです。

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カヤックを趣味にしよう。
初心者から中級まで、ステップアップしながら川下りを目指します。
平日も1名さまから開催。