流れが速くて厳しいからこそ意識したい、たったひとつのこと

台風14号が去って、白丸ダムの放流は止まったものの、水位は高め。

通常よりも水位が高いと、
 流速がある
 エディが狭く小さくなる
 エディラインが強くなる
 波が高い
 流れが複雑になる
などなど、いろんな変化があります。

そんな状況で安定させるには、いろんなポイントはありますが、
中でももっとも気にしたいのは、
 「勢い」
です。

流れよりもボートを速く動かすこと。

たいがいのことはこれで解決します。

リーンが多少間違っていても、
エディラインが強くても、
波が高くても、
勢いさえあれば、なんとかなることがほとんどです。

周りの水よりもボートを速く動かすことで、コントロールしやすくなります。
ボートに水を受けてしまうのではなく、自分からボートに水を当てにいけるからです。

勢いをつけるには、フォワードストロークでボートをしっかり動かすこと。

車で例えると、軽自動車と大きなエンジンの車との違い。
市街地を走っていてもあまり違いを感じませんが、高速道路で追い越しをするときには、大きなエンジンでガッとスピードを出せるとラクなのと一緒です。

もうひとつ、勢いをつけるためには、コース取りも重要。
コースがぼんやりしていると、ずばずばボートを進めることができません。
迷いが出ちゃうんです。

ラインを描いて、そのラインの上をたどれるようになるのが理想。
前倒しで先のことを考えられると、次の準備を早くできるのでスピードが落ちにくいです。

ふわふわと弱々しいストロークで下っているだけでは、パワーのある川へ出た時にやられやすいです。
がつがつ進められるフォワードストロークとコース取り、大事ですー。

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流れ3クラスを開催。

雨で気温が10℃でしたが、なんとか楽しく漕げました。



波の高いところにチャレンジ!
安定して気持ちよく動かせると、楽しくなりますね。

最後にロール練習して、大急ぎで日帰り温泉へと向かいました!