体幹を使えない二つの原因

腕で漕がない、体幹を使う。
頭でわかっていても、いざ漕ぎはじめるとなかなかうまくいかないという人も多いでしょう。

体幹を使う動きをじゃまする要素は二つ。
 ① 腕力がある
 ② 体幹を使ったことがない

① 腕力がある
けっこう厄介なのが、腕力のある人。
腕である程度ボートをコントロールできるので、体幹を使えてるのかどうかの判断がしづらいです。
ただ、流れの強いところ、ボートに勢いがついた時には、やはり腕力では太刀打ちできません。

子供や腕力のない女性は、わりとすぐに体幹を使えるようになっちゃいます。

② 姿勢が悪い
極端な猫背、後ろにもたれかかった姿勢。
骨盤が落ちている(後傾している)と、体幹を使えません。
体幹を使うには、座り方がすごく重要です。

骨盤を立てて、へそから頭は上から吊り下げられているように座ると、体幹から力を出しやすいです。
もしくはお尻をしめて腰回りを「まとめる」感覚でもいいです。

運動経験のある方、日常的に体幹を使っている方は、わりあい感覚をつかみやすいみたいです。
スポーツの他、力仕事、武道や踊り、楽器を演奏する人などですね。

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講習では、ボートを回すスイープストロークを例にとって、体幹から動く感覚を感じてもらっています。
腕で引く感覚と、体幹でボートを動かす感覚の違い。
「漕いでる感」があるときは、大抵、腕でパドルを動かしている時です!
ボートを内側から動かすイメージを持つと、いいです。

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初級クラス
天気が良くて風が強かったです。
花粉びより・・でしたね。

昨秋からコツコツと続けているMさんと、グラ初参加のTさんのお二人でした。

時々姿勢を自分で確認しながらパドリングしました。
腕力のある男性はどうしても腕を使いがち。
練習していくうちに、体幹を使った下半身でボートを動かす感覚ができてきました。

この感覚を忘れないようにして、次回お待ちしています!