エディの水の動きを知る

パワーのある流れでは、エディの中でも水が動いています。
その動きがわかると、水のチカラを使って
 ボートを止める
 ボートを進める
をしやすくなります。

エディは大きく2種類に分けられます。
岸沿いのエディと、流れの中にあるエディ。

それぞれ、水の動きが違います。
岸沿いのエディでは、螺旋状×放射状に水が動いています。
岩などの下流側にあるエディは、放射状に水が動いています。

エディの中の深さやエディの下流側の地形によっても、水の動きは変わります。

意識したいのは、観察すること。
見ていくうちに、見えてきます。

流れの途中でSターンをしたいときなどは、エディの中で放射状に湧き上がっている水の動きを利用します。
狙うのは、ボイルのトップ。
そこでボートを止めないようにして、斜め上流方向へと湧き上がっている水の動きに乗っていきます。
そうすると、水の動きにじゃまされずに加速しながら流れへと出ていけます。

スラローム競技の選手は、エディの中のどの水に、ボートのどこを当てていくのか?を考えているそうです。
水のチカラとボートを動かすチカラの足し算ってことですね。
奥が深い。

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中BCクラスを開催。
ロールをいくらやっても平気なくらいの猛暑日でした。

前半は静水でじっくりパドリングの基本を。
真ん中を踏み込んでボートを動かす、を中心にやりました。
後半の川下りでは、落とされないエディキャッチ。
そして瀬遊び。
スタンスクオートしながら、たくさんロールをしました!
夏はいいですねー!

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8/10(土)~12(月)に、中Aクラス以上の方を対象とした「夏のカヤック合宿」を予定しています。
漕いで、食べて、飲んで、寝る。漕いで、食べて、飲んで、寝る。
の3日間です。
ロールができなくてもOK。ロール初心者でもわかる練習をします。
遠方からも参加しやすいように、初日は昼に集合です。
基本を見直したい中Bクラスレベルのひとにも、おすすめの内容です!