物理の時間?支点、力点、作用点

カヤックって、物理をいっぱい考えます。
とはいっても、小学生~中学生レベルですけど。

たとえばスカーリング。

パドルを動かす支点によって、意図が変わってきます。

ざっと分けて以下の3パターン。
① 押し手が支点‥上の手を中心にブレードを動かす感じ。
② 漕ぎ手が支点‥下の手を中心に、押し手側でブレードを動かす感じ。
③ パドルの真ん中が支点‥上の手と反対側へ下の手を動かして、パドルの真ん中が常に身体の正面にある感じ。

それぞれに利点があります。

は、
初心者が支点(軸手)を中心にパドルを動かす感覚がわかりやすい。
ストロークが長くなる。
支点が定まりやすいので、かっちり動かせる。

は、
支点(下の手)から力点(上の手)までの距離が長いので、テコの原理で小さなチカラでブレードに大きなチカラを作りやすい。

は、
支点が定まりにくいけれど、身体の正面にパドルがあるので、上の手と下の手の両方でチカラを伝えやすい。

なーんてかんじで、スカーリングも物理が活かせちゃう。
なぜそうなるの?って考えるのも、楽しいです!
なので、理系のひともカヤックに向いていますよ。

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中Bクラスを開催。

11月以来、5ヶ月ぶりのTさん。
リクエストは「スカーリングをみっちりやりたい」。
ということで、スカーリング三昧!

はじめはスカったり、キャッチしすぎたりでしたが、後半はなめらかにブレードに当てる水圧を微調整できるようになりました。
それができると、水のキャッチ感が変わるんですよね。

おかげで後半のダウンリバーも安定していました!
また来月、お待ちしています!

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グラビティは、自分の判断で川下りできるようになるのを目指しています。
初心者体験クラスのほか、中級者向けのソフトとハードも充実しています。

新しいこと、はじめませんか。