目をつむって漕いでみる


普段の生活でどれだけ視覚に頼っているかを、あまり感じることはありません。
ざっくりググってみたところ、83%の情報を視覚から得ているらしいです。
めちゃくちゃ目を使っていますね!

でもカヤックは、視覚情報だけだと直感的な反応が遅れてしまいます。
パドルは掌から伝わる手応え、ボートはお尻に当たる水圧を感じ取って直接反応したいです。
 目で見る → 頭で考える → 反応する
なんてやってたら、遅いんですー!

 手応え → ブレードの角度をコントロール
といったイメージでしょうか。

視覚に頼らずキャッチの感覚を磨くには、
 目をつむって漕ぐ
のが、いちばん効きます。

ずっと以前に、視覚障害の方が体験で来てくれたときに、すごくよく漕げたのが印象に残っています。
だから目をつむったほうが、逆に雑念がないだけキャッチを感じられるのかな?‥と考えました。

やってみるとわかりますが、目を開けているよりも手応えの微細な違いを感じ取れます。

左右のブレードをいちいち目で確認していたBさんも、これをやってからは前を向いて漕げるようになりました!

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ちなみに、この本はすごくいいのでおすすめです。


目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書)

視覚障害の方は見えないことで逆に、見えているひとよりも高い能力があります。
たとえば、死角がないのでものの裏側までイメージして考えられるとか、足元を踏み込んでも大丈夫なのか足センサーが発達しているとか。

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初級クラスでした。

白丸湖の湖面近くにぽつんとあるヤマザクラは、1分咲きくらいです。
来週末くらいが見ごろかも。

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4/27(土)~29(月)は、刺したいひと向けの「タテ系に挑戦!合宿」をやります。
中BCクラス対象です。
5/3(金)~5(日)は、中級者向けの「ロールにも挑戦!春のカヤック合宿」を開催。

そのほか、初心者対象のコースも予定しています!