特別企画・安藤太郎のフォワード講習。
参加者は、6名。
K林夫妻、H武夫妻、M浦さん、S野さん。

午前中は白丸にて、艇に乗って講習。

大きな3つのポイント

 1)腕が脇の下から生えているイメージ
 2)臍に重心を置く
 3)上体の力を抜く

特に難しいのが、「力を抜く」ということ。
バランスを保つ上で、力むということがバランスを崩すきっかけになりやすい。
普段意識していなくても、首や肩、腕などに力が入っちゃってることが多いです。
いかに力まずに艇を動かすか、がまずは大きな課題となりました。

午前中、横で見学していたY木さん曰く、「朝いちよりも、みんな格段によくなってるね」。
そう、水面を滑るようにラクに艇を進めていけるようになっていました。

もうちょっと練習したい・・と川に後ろ髪を引かれつつ、午後はグラビティにて座学。

まずは、太郎さんが持ってきたワールドカップ(スラローム)の試合の映像を見せてもらった。
「この選手は軸がしっかりしていて、身体の位置がぶれない」とか、「この選手は力でカバーしちゃってる」などなど、解説つき。
特にフランスチームは、バランスの練習に力を入れているそうで、身体のぶれない漕ぎをしている見本のようなパドリング。
いいイメージがなんとなくわかってきます。

そのあとは、いかに身体を使って力を発揮していくか、の具体的な実験をしながらの講習。

二人向かい合って押し合ったり、引き合ったりしながら、身体の使い方を覚えていきます。
腕や肩で動かそうとしても、大きな力を出せないばかりでなく、重心の位置を崩してしまってバランスが悪くなりやすいです。
大事なのは、身体全体を使うこと。
いろんな体勢でやっていくうちに、「こんなかんじなのかな?」と感覚をつかめるようになります。
それがわかると、力を入れていた手をいきなりかわされても、バランスを崩さなくなってきます。

次に、板やバランスボールを使ったバランス感覚を磨くトレーニング方法。

立ったり座ったりする当たり前のことが、すごく難しいことに気づかされます。
ラクにバランスを保つポイントは、「ヘソ」。
そこに重心があるように意識すると、グラグラしにくくなるのが感じられます。

ワイワイ楽しく、いろんなトレーニングの方法をやりました。
やっていくうちに、動かすのが得意な部分と、可動範囲が小さくて動かしにくいところとがわかるようになりますね。

一日、もりだくさんの内容でした。
いつもとは違った視点からパドリングをとらえられる講習でした。